学校と保護者に寄り添った機能ばかりで、
マチコミ利用がすっかり定着しています

糸満市立糸満小学校

金城 光吉 校長先生

新垣 仁 教頭先生

施設形態 : 学校

導入年 : 2021年

目的

  • 紙のプリントを減らして印刷代や紙代のコストを削減し、その費用を児童のために使いたい
  • 緊急時に繋がりやすい保護者への連絡手段が欲しい

課題

  • これまで利用していたメールサービスにはPDFが添付できず、紙のプリント配布を続けてきた。
  • これまで利用していたメールサービスは、保護者のメールアドレスに直接届くもので、受信メールの管理は保護者自身がしなければならず、回線の不具合に影響されることもあった。

導入効果

  • 導入後2ヶ月でマチコミへの移行に成功し、PDFでお便りを配布することができるようになり、印刷代や紙代のコスト削減に成功した。
  • マチコミのメール配信は「プッシュ通知」でお知らせし、アプリ内の受信箱でメールを受け取ることができるので、緊急時にも繋がりやすく、たくさんのメールを配信してもマチコミアプリ内で受信し保存しておくことができる。

糸満市の方針で以前から他社メールサービスを利用していた糸満小学校様。保護者と学校の間に必要な機能を考えた時に「マチコミ」の必要性を実感し、導入後わずか2ヶ月で本格的な運用に成功されたそうです。短期間で保護者のご理解を得てアプリ利用を推進されたコツをお伺いしました。

「"先生!!お休み連絡が便利そうですよ"きっかけは保護者の提案から」

マチコミ
2020年からマチコミを利用されているということで、学校向けICTサービスを導入された背景を教えてください。
新垣先生
元々、糸満小学校ではマチコミとは違う会社のメールサービスを利用していました。
この「メール配信」というのは、保護者の個人情報を保護するために、当時は糸満市全体の学校で一斉に始まった取り組みなんです。学校主導というよりは、糸満市主導で決定されたことでした。
ただ、発想としては、「学校から保護者への連絡」のための手段ですから、こちらからの一方通行の連絡だけなってしまって…。お休み連絡や保護者の声など、保護者からの発信を受け取ることはできませんでした。
金城先生
そういった課題を抱えているところに、私が赴任してきまして、前任校でもマチコミを使っていましたので、マチコミを提案させていただいたんです。
マチコミ
金城先生は前任校でマチコミを利用されていたのですね。前任校でマチコミが大活躍だったのでしょうか?
金城先生
そうなんです。前任校では、元々はマチコミの「メール会員」としてメール機能だけを使っていました。携帯やPCなどのメールアドレスに学校からの連絡が届くというものです。

ところが、使い始めてしばらくすると、保護者の方から「お休み連絡機能を使えば、欠席連絡などもできるようですよ」とアドバイスをもらったんです。調べてみると、色々な機能が使えるということで、早速アプリに切り替えることにしました。
そうしたら、なんと1週間足らずで9割以上の保護者に登録していただいて、正直驚きました。マチコミの機能が必要とされていたということなんでしょう。
マチコミ
保護者からの提案でマチコミの機能を使えるようになったのですね。他社にもいろいろなサービスがある中で、マチコミを選んだ決め手があれば教えてください。
新垣先生
これまで利用していたメールサービスには、PDFを添付することができなかったので、大事なお知らせなどは紙のプリントで配布していました。コスト削減のためにも、今後は紙を減らしていきたいので、PDFを添付してメール配信できるマチコミの機能に魅力を感じました。
金城先生
それに、マチコミのアプリでは欠席連絡をしたり、アンケートで保護者の声を聞いたりできたりできるので、一方的な連絡ではなく保護者との双方向の連絡が可能です。
また、マチコミはアプリ内でメール受信するので、災害などの緊急時にも比較的繋がりやすいということで、確実に連絡が届くという点も魅力だなと思いました。

「"移行期間"は丁寧に対応!! 他社サービスからの移行もスムーズに」

マチコミ
これまで他社のメールサービスを利用されていたとのことで、マチコミに移行する時にご苦労はありませんでしたか?導入時に工夫したことはありますか?
金城先生
以前使っていたメールサービスからの移行が急な出来事で戸惑わないように、マチコミへの「移行期間」を作りました。
4月の新年度からマチコミを始めましたが、4月と5月については、以前のメールサービスとマチコミの両方に同じ内容を送るようにしました。紙のプリントを希望される方にもきちんと届くように、校長室の前に自由に持ち帰ることのできるプリントを置いておきました。
新垣先生
金城先生がマチコミの配信を担当、私が以前のメール配信を担当して、役割を分けて対応しましたので、スムーズに対応できたと思います。
保護者には、緊急時に繋がりやすいアプリだということ、それから紙代と印刷代を減らしたいのでペーパーレス化を推進していきたい旨を丁寧に伝えるようにしました。
マチコミ
旧システムと新システムの両方を使う「移行期間」を設けたということで、導入後の効果はいかがでしたか?
金城先生
4月に導入して、2ヶ月後の6月にはマチコミの一本化に成功しました。
アプリの中でプリントを見ることができますから「便利だよね」と実感してもらえたようで、かなり早いタイミングでペーパーレス化に成功しました。

「自由な発想でオリジナルの使い方も!! 毎日に欠かせない機能が満載」

マチコミ
「移行期間」に保護者の登録が完了したということなのですね。導入して2ヶ月でマチコミの一本化とはスピーディーです。よく利用するマチコミの機能はありますか?
金城先生
「メール配信」機能は毎日のように利用しています。不審者情報や交通安全の注意喚起などの簡単なテキストのみの配信もありますし、学校だよりなどPDFを添付した配信もあります。
また、欠席や遅刻、早退などの連絡は「お休み連絡機能」を活用しています。
欠席の電話連絡がなくなったことで、朝の電話対応が減りました。以前は朝から電話が鳴り続けていたので、それがもうほとんど鳴らなくなったんです。
新垣先生
朝の電話連絡が減ったことで、教頭業務や事務職の仕事にゆとりができたと思います。ゆとりができたことで、他の業務に時間を使えたり、学級担任の相談に乗ったりすることができるようになりました。
他にも、「カレンダー機能」で学年ごとの下校時間を公開していて、学童クラブのスムーズな送迎に活かしています。この機能のおかげで、下校時に発生していた送迎車の渋滞が無くなり、児童の安全を確保できるようになったんです。
マチコミ
学童クラブの送迎というのは、渋滞を起こすほどの車の数が来るのでしょうか?
金城先生
地域性があるのかもしれませんが、車での送迎がほとんどです。歩いて学童クラブに行く子たちもいますが、毎日ワンボックスカーが20台ほどお迎えに来ています。渋滞が起きると、安全面も心配ですし、近隣からのご指摘もあったりして、改善の必要がありました。
カレンダー機能で「●時●分に下校します」ということを伝えて、その時間から15分間だけ学童クラブの車の乗り入れを許可しているんです。
新垣先生
そうすることで、渋滞や路上駐車を減らすことができましたので、こういった情報を簡単に共有できるマチコミアプリの効果を実感しているところです。
マチコミ
カレンダー機能のアイデア活用ですね!!コロナ禍での導入ということで、コロナ禍だからこそ便利に感じた機能はありますか?
金城先生
コロナ禍だからこそ感じた便利な機能もたくさんあります。
実は導入後の6月に2週間の休校期間があったんですが、この時にマチコミが大活躍してくれました。
学校側もまだ不慣れだったオンライン授業を導入することになり、当初は不具合なども起きていたんですが、「お休み連絡機能」を使って、「オンライン授業に繋がらない」などの連絡をしてもらっていました。
新垣先生
電話で連絡をもらうよりもスムーズに連絡を受け取れますので、すぐに対応することができました。「お休み連絡機能」本来の使い方とは違いますが、便利な使い方を見つけたなと思いました。
マチコミを使ってオンライン授業のフォローをしたことについては、実際に「アンケート機能」を使って保護者に感想を聞きました。95%の保護者が「良かった・とても良かった」と回答してくださったので、保護者からも良い反応があって良かったなと思います。

「定着のポイントは、保護者も児童もマチコミ利用を"習慣化"すること」

マチコミ
導入後2ヶ月という状況でもマチコミの機能を使いこなして、アンケートまで実施されているのはすごいですね。
金城先生
マチコミを使う頻度が増えたことで、親も子もマチコミを使うことが習慣化されたんだと思います。
例えば、「体調・連絡ノート(現:連絡ノート)」に毎朝の体温を入れてもらっていますが、夏休み期間中も毎日入力してもらっていたので、お休み期間中の児童の体調も一目で分かりました。これはもう習慣ですよね。
体調の登録時間から起床時間も把握できますので「夏休みも毎日早起き頑張っていますね」など、夏休みでも学校だよりを配信することができて、ご家庭と学校との距離を近く感じることができました。
マチコミ
夏休みにまで体温報告ができていたなんて驚きです!!
新垣先生
毎朝7時半までに体温を入力してもらうようにお願いしています。学校側が発熱者の人数を早めにチェックできるので、学級閉鎖などの判断も迅速に行うことができます。
実際に、学級担任から「今日は発熱者が多そうです」という報告を受けてからすぐに学級閉鎖を決定し、登校してきた児童をすぐに下校させたということもありましたが、その後10時半には各ご家庭にてオンライン授業をスタートさせることができました。
従来のようなやり方でしたら、初動が遅れていたと思います。

大事な情報は自分で選ぶ時代へ マチコミに感じる情報教育の可能性

マチコミ
マチコミのメールをたくさん活用されていますが、配信が多いと保護者が大事なメッセージを見落としてしまうようなことはありませんか?
新垣先生
必ず目を通してほしい内容には「重要」と見出しをつけますし、見出しである程度の内容がわかるように工夫しています。
金城先生
これからの時代は情報に溢れている時代ですから、たくさんの情報の中から必要な情報を選んでいくということも大事なことですよね。マチコミを習慣的に使うことで、自分にとって必要かつ大事な情報を選ぶという練習にもなりますから、情報教育という部分においても大事な役割を持っているなと思います。
マチコミ
これからのマチコミに期待することがあれば教えてください!!
金城先生
元々マチコミというのは、学校と保護者が繋がるためにPTAが提案した機能だということで、学校にも保護者にも寄り添った機能になっていると思います。
糸満小学校にとっても、保護者と学校が繋がる大切な存在になっているので、これからも色々な機能を使いながら、保護者や地域との関係を良いものにしていきたいなと思っています!!

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